一国傾城篇
か、完結記念ってことで……いいのかな……?
まだ来週続くかもですけど、とりあえず一件落着ってことで!
ふおおおおおおお一国傾城篇おつかれさまでしたあああああ……!!!!!
ほんとに……すごい長篇だった……
すごかったですね……ほんとすごかった……
ちょっと長くなりそうなんで続きでまとめ感想です……
今週泣きました……(´;ω;`)
空知はほんっと最後綺麗にまとめますねぇ……
全篇通して「約束」がテーマのお話でしたね……
ここにきて銀魂の最重要キーワードの謎が明るみに出るとは……傾城篇始まったときはまさかこんな展開になるとは夢にも思わなんだ……だって銀さんの銀さんがギンギンから始まったんやで……
ちょっと今本誌がまとめて手元になくて読み返すことができなくて……
多分のぶたすとか幕府とかの考察は他の素晴らしい方々が頭をひねって下さってると思うので、もう主観感想でいっちゃいます。
何度も言ってしつこいよ、って思われそうなんですけど、今回の長篇、四天王篇とはまた違った角度から「銀さん」っていう人間に触れることができたなーって思います。
四天王篇は銀さんの本音とか、深層心理があらわになった最初の触りじゃないかなって思ってるんですけど……(「もう誰も失いたくない」のくだり)
傾城篇は行動原理っていうか、なんで四天王篇でそういうセリフが出たのか、ひいては何で銀さんが「坂田銀時」としてそこに立っているか、その根幹が見えてきたお話だったような気がします。
銀さんや高杉、桂のエピソード0ですよね!
なぜ剣を取ったのか、なんで今それぞれの場所にそういう風に立っているのか。
銀さんが何かを「護る」ことにどうして固執するのか、その理由が分かっちゃった長篇なんですよね……
そう考えるとほんっとーに衝撃的な長篇……
きっと何かがあったんだろうなぁとは誰もが思うんですけど、そっかぁ、先生との「約束」があったんだなぁって……
それを抱えて銀さんは攘夷戦争に参加したのに、きっと戦争でたくさんのものを失ったんだろうなぁ……
先生を含め、結局色んなものを銀さんは護ることができなくて、それであの辰五郎さんのお墓にたどり着いたんだと思うと……!
そこでまた銀さんはお登勢さんと約束して、いわばお登勢さんとの約束が薄皮一枚で、銀さんが銀さんであることを繋ぎ止めたんだろうなぁと思います。
今は銀さんの周りには護りたいものが増えたけど、四天王篇でのお登勢さんのセリフ通り、昔と違うのは「自分が誰かを護るように、自分も誰かに護られていることを気付かせてくれる存在がいる」ことですよね。
攘夷時代の銀さんはまだ若くて、先生との約束に必死になって、自分が護るべきものを護らなきゃ、護らなきゃってがむしゃらになった結果、自分の身を顧みずにたくさんのことを取り溢してしまったんだろうなぁと……
それを考えれば、今の銀さんがどんなに幸せに囲まれているかとか、本当の意味での先生との約束を叶えることができてるかっていうのが胸にしみて……
先生の言った「みんな」っていうのは、きっと銀さん自身のことも含まれてると思うんです……それにやっと銀さんは気付けたんじゃないかな……
銀さん自身が気付けてなくても、周りに教えられてる状況がまさに今で。
だってあんなに前向きに銀さんの口から「先生」って言葉が聞けるなんて……!!
ちょっとほっとしました……
あと、高杉のこと。
高杉普通だよ!!おかしくなんかないよ!!!ってどんだけ思ったことか……!!
寛政の大獄、先生の首がうんぬんのことが出てきたとき、もうほんっとーにそう思いました……
高杉の感情は当たり前だよ……あんな風に先生奪われて、そんで取り戻せたのが先生の首だけって……
銀さんも桂も本当に強い人だなって思う……
桂は過程は選ばず、高杉は結果は選ばず、銀さんは場所は選ばすって感じだなーって常々思ってるんですけど、
これはもう個人のちょっとした性格の違いで、一番の奥底にある思いは3人とも同じじゃないかなって思ってます。
つまり自分の信念を貫くということ。
3人の対立だけじゃないけど、こういう信念のぶつかり合いって本当に難しいなぁと思います。
それぞれがみんな自分の信じることを貫き通してるだけだし、誰が正解とかもなくて、だからこそ一概に悪だ、正義だも選べないし。
そんでもって純粋で綺麗でかっこいい。でも悲しい。
村塾のことを考えるとき、いつも「道」って言葉が頭をよぎるけど、例え根幹にあるのがただ一人の人物だったとしても、同じ道を歩むことなんて絶対ないんですよね……昔も今も、これからも。
さっき「ちょっとした性格の違い」って言いましたが、この簡単な一言に尽きると思って。
他人なんだし、志が同じだとしても全く同じ道を歩むことなんてできないよ。それを桂は勘違いしてて、銀さんと高杉は多分分かってるんじゃないかな……
だから桂は高杉とまだ分かり合えるって紅桜の時点では思ってたし……
見てるこっちが悲しいのは、そうやって結局は他人同士な銀さんと高杉と桂が、一時でも例え志だけでも同じくしたのに、今こうやって対立してるってことなんだよね……
どうしたら3人にとっての一番ハッピーエンドな結末になるねん、っていつも考えるんだけど、そのハッピーエンド自体こっちの主観だしもう考えるのさえ無駄なんだろうか……
とにかく炎上ENDだけはほんと立ち直れないからよしておくれ……高銀的に。
銀さんに関しては「思いを継ぐ」の漫画(とは多分呼べないけども!)に全部言いたいことを込めたつもりでおりまする……
なんで銀さんが今あそこに、木刀を腰に差して立っているのか、その理由。
今までぼやけてた銀さんって人物がちょっと掴めたようで多分まだ全然足りてない。銀さんってそういう人間だよなぁ……
こんなに月曜が待ち遠しくて、毎週毎週一喜一憂して感情を揺さぶられた長篇は初めてでした……
私、本誌を買い出したの去年の夏なんですよー それまでは単行本派でしたん。
息もつかせないくらいの怒涛の展開を、毎週リアタイで追えたことが本当に幸せでした!
忘れられない大切な長篇です……!!!
ありがとう一国傾城篇!!!!