519訓まで感想
読みました。
感想を書こうと思ってPCの前に座って一時間経ちました。何から書いていいのか分かりません…。
「俺にはお前が お前には俺がいる」
このセリフはずっと忘れられないだろうなぁと思いました…。
お互いがいるから、お互いを憎むことによって生きられるんですよ…。
自分じゃ死ねない。自分一人じゃ生きることもできない。お前がいるからお前を憎むことで生きられるって…。
一番近くにいて、一番理解してて、一番似てて、そんな人を憎み合うことで生きていける。
人間と人間の関係性において、こんな複雑なことがあっていいんですか…。
銀時の「先生なんてもうどこにもいない、俺達を止められる奴は俺達しかいない」ってセリフからもそうなんですけど、
この二人はどれだけ……どれだけお互いを無二のものとして……感じてるんですか…。
高杉は左目の中に、ずっとずっと憧憬や絆や志や憎しみを映してて、ずっと忘れてなくて、
銀時も先生の首をはねることで先生との約束を護って、高杉と桂を護って、
ずーーーっとそうやって二人がひとつのことを貫きながら、たくさんの時間を過ごしてきただろうことを
「曲げらんない」って一言で表すのが… 綺麗すぎて……。
自分の半生をかけて曲げらんないことってそうそうないですよね…。
曲げらんない、ろくでなしの二人だから、こうやって血みどろになるまで本気で殴り合ってるんだなぁって……
もうさぁああぁあああ私には魂の双子が己の半身を求め合うようにしか見えんのですよぉおおぉおおお……。
518訓のあおりに「込められし情念」ってあったんですけど、ほんとそれ……。
一回殴るごとに、拳に抑えきれない愛憎を込めて伝えてるんですよ…。
高杉が銀時にマウントポジ取るのなんて同人誌でしか見れんと思ってましたわ……。
→あと唐突に高杉の目のはなし
白夜叉降誕のアレから、てっきり包帯の下は傷痕だと思ってたんですけど予想外に……お綺麗な顔で…
でもくぼんでる?っぽかったりまぶたがないので眼球自体がないのかなぁとか……
てか先生死んだ時点で高杉の左目まだ無事だったんですけど、まさかあの後自分でグリグリコースとかきたら私ほんとどうしたらいいのか分かんないんですけど大丈夫ですかね。
てか冬コミで出そうと思ってた本が高杉の目に関する話なんですけど、もうネーム切っちゃったんですけど、今週の本誌で見事にぶった切られまして、公式と違ってるかんじになっちゃんですけど
このまま……………………いきます……………時間ないので………………
話ずれた……。
ここ3話くらいで色んな高杉を見れたなぁと思います…。
すっごい動いてるとことか、お前そんな顔できたんか…って表情、子供のときの笑顔、見下す表情のかっこよさ……
当たり前なんですけど、高杉って人間だったんだなぁって再確認タイムです…。
てかその再確認がつらすぎるんですけどねぇぇええ……。
高杉が何で死に場所を求めるように生き急ぐのかとか、紅桜の「そんな甘っちょろいもんじゃねぇんだよ、俺たちは」ってセリフとか、桂の「一番世界を憎んでるはずの銀時が」とか、
そういう今までの全部が……あぁここに……繋がってたんだなぁって……。
吉原炎上篇とか、四天王篇とか、傾城篇とか、今まで坂田銀時が坂田銀時として生きている理由の片鱗は何度も見えてて、
それが見え隠れするたびに「あーこういうことが根底にあったのかー」って納得してきたんですけど、今回のはモロ見え……とまではいかなくても少なくともチラ見せではないよねっていう……。
まとめると銀時の過去つらすぎってことです。
こんな過去を抱え込んでた銀時が今生きてるってだけで尊すぎませんか…。
ほんとさーーーーーー先生最期に「ありがとう」って言うのはさーーーーーもうやめて泣ける。
笑って死んだ先生も、笑って首をはねた銀時も、この二人は私の考えの及ばないところで「生きる」ってことを解釈してるんだなぁと思いました…。
生きることってなんだろう、死ぬことってなんだろう、人間って何だろうって、銀魂読んでると考えるんですけど、自分が考えることのいつも一歩前、一歩前を銀魂の登場人物たちは歩いてる気がします。
空知のかく銀時のブレなささ……本当にすごいと思う……。
アウトプットの基盤が10年ブレてないってすごいと思うんですよ…。だって今銀魂読み返したら全部つながってるんだもん……。
高銀やばいぐぇええええってなると同時に空知やばいぐぇえええええぇえともなってる長篇です…。
とりあえず思ったことつらつら書いたんですけど本当に言葉にできないんですよ…。
毎週見てるものが全てって感じで。衝撃すぎて……。
この長篇終わったらログまとめたいと思ってるんですけど、これいつ終わるのか分からんです…。