鏡をよく見て

ほぼオフ活動お知らせ用ブログ。https://peraichi.com/landing_pages/view/fusonagi

高銀ありがとうございました+これからのお知らせ+拍手お返事等

先日はスパークお疲れさまでした!

委託をさせて下さったお塩さん、うちの本をお手に取って下さった方、ありがとうございました。

「魔法」は引き続きKブックスさんで通販中です→こちら

魔法のみ、在庫がなくなるまで通販一本でお願いする予定です。

その他の本ですが、先月のお知らせの通り通販・イベント頒布ともに全て頒布終了となります。既に通販からは魔法以外の本は下げております。

たびたびお問い合わせを頂き、可能な限りは自家通販などで対応させて頂いてたんですが、先日在庫を全て片づけましたので、これ以降過去の本についてはお問い合わせ頂いても対応しかねます。

今まで通販をご利用頂き、ありがとうございました。

ここからは今までのご挨拶です。ちょっと長くなるかもしれないです。

追記で拍手やお手紙のお返事をしてますので、そっち見たい方はズズっとスクロールして頂いてどうぞ!

ありがたいことにスパーク延長戦がありましたが、これにて当サークルの高銀オフ活動は終了です。

2011年の10月からちょうど6年間、本当にありがとうございました。

(!前置きするんですけど、ちょっと高銀にはさすがに思い入れが大きいので自分でもドン引くような文章が続くような気がします!)

大体一年ごとに好きなものがころころ変わる私にしてはよく続いたな!というのが本音で、まさかこんなに飽きずに本を出せるなんて思いもしませんでした。

新訳紅桜ではまったので、ジャンルとしては7年半、サークルとしては6年っていう感じでした。

銀魂のすごいところって、私なんかよりも長くはまってる方とかサークル活動し続けてる方がわんさかいらっしゃるんですよ!10年選手とかザラじゃないですか?すごいですよね…。

サイトなんかリアルに言うと二週間くらいで飽きると思ったんですが、びっくり6年続きました。

ログの更新は止まってるけど(絵が多すぎてそのうちまとめ切れなくなった)、絵とオフ情報はちゃんと更新してるし!許して頂きたい。

オフ活動続いたのもサイト続いたのもきっかけがあったんですけど、私が初めてサークル参加した銀受けオンリーのときにですね、一冊目の本を手に取って下さった方が、「今日の搬入ってこれ(灯篭流し)だけですか?」って聞いたんです。

で、もちろん初めてのサークル参加で初めてのオフ本体験だったんで、「そうです」って答えたんですけど、その方が買ってって下さったあとで、(今の人は私の他の本も机の上にあったら買ってくれたんだろうか…)って思って。その言葉でなんかめちゃくちゃ勇気が出たんですよ。

それと、その一年後の高銀オンリー(あいばか)のときに、「サイトの考察や感想いつも見てます」って言って下さったお姉さんがいて、ただ壁打ちしてるだけの日記なのに見てくれてる人いる…って思って、それでちゃんとサイト更新しようって思ったんです。

今はすっかりお知らせと絵置き場みたいになってるサイトですが…あのお姉さんは今もサイト見てくれてるんだろうか…。

たぶんこのお二人はほんとに何気ない気持ちで声掛けて下さったと思うんですけど、色々始めたばっかりのときにあったこの二つの出来事が、私は本当に忘れられなかったんです。ほんとに勇気が出た。これで6年続いたっていっても過言でないくらい。

ささいなことで同人屋って励まされるんです…みんな好きな書き手さんいたら褒めたげてね。(重要)

飽きずに続けられたのも、本を手に取って下さる方がいたからだし、反応を下さる方がいたからだし、

そして銀魂ってジャンルだし、高銀っていうCPだったからだと思います。

今までの人生で間違いなく一番の深みにはまったCPですよこれは…。

高杉と銀時の二人がほんとーにほんとーに大好きで、めちゃくちゃ魅力的で、やばない?!私二人のこういうとこめっちゃ好きなんだけど…どう思う?!ねぇやばない!!?っていうのがとにかく全ての原動力でした。

感想やお手紙を頂いて、たくさん嬉しいお言葉があるんですけど、一番嬉しいのは「高銀が好きなことが伝わる」っていうやつです。

せやろ…私高銀めっちゃ好きなの…分かってくれたか……って気持ちになってました。

ぱっと第一印象は路地裏セッCPなんですけど、過去に何があったんだろうってことを考えるたびに可能性が広がったし、

特に高銀って連載が進むにつれほんとに色んなことが分かってきた二人ですよね。あっこんな出来事が過去にあったんだーとか、こんなことを考えていたんだなとか。

心の奥の方でたくさん優しいものを抱えて大事にする銀時が大好きだし、数えきれる人しか知らない本当のものを隠して歩き続ける高杉が大好きだし、そんな二人が思いを通い合わせる高銀っていうCPがほんとにほんとに好きで、たぶんこれからもずっと好きでい続けます。

高銀ってなんなんだろう、どういうCPなんだろうっていうのをずっと考え続けてきたんですけど、自分の中でなんとなく結論が出たなーっていうのもあって、今回高銀の活動を終わりますって形にしたんです。

それをなんとか本にしたのが「魔法」のお話なんですが…自分でもめっちゃ難しかったのであんまり自信がないです…。

なのでちょっとここで補完してもいいですか…。

一言でいうと、高銀って「境界線の物語」なんだなって思いました。

魔法は境界線のお話です。

後書きにもちょこっと書きましたが、この「境界線」のことを語るには二つのものを説明しなければなりません。

一つは古川本舗さんの「魔法」という曲、もう一つはJ.D.サリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」という物語です。

高銀のことを語るのになんで曲と文学作品?という感じなんですが…。

私にとってこの曲と物語はとても大切なもので、高銀っていうCPのことを考えるとき、たくさんインスピレーションを受けたというか…お前なに言ってんねんって感じなんですけど…。

古川本舗さんの「魔法」っていう曲は2012年に発表された曲です。ようつべとニコ動で聞くことができます。

ようつべverとニコ動verがあって、それぞれMVが微妙に違うんです。ぜひようつべ→ニコ動の順番で見てみて下さい。

こっちがようつべverで↓

こっちがニコ動verです↓

ぜひ曲を聞いて、MVを見て、自分なりの感想を持ってみて下さい。

私はもともと古川本舗さんが好きでアルバムも買ってたんですが、初めてこの曲を聞いたときものすごく「落ち込み」ました。

ショックを受けたというか…「衝撃」というよりマイナス感情での「ショック」と言い表した方が適当だと思います。

理由はうまく言えないんですけど、MVの全体的な薄暗さ、歌詞から漂う物悲しさ、しっとりした曲調…とにかくテンションがだだ下がりしたんです。悲しすぎて。

理解が感情に追いついてないみたいな感覚でした。

同時に、MV含めてとても美しい曲だと思ったんです。だって「日々拙くも吐き出す歌」から始まる歌い出しですよ!?ワンフレーズでグッときませんか…。

そしてなんとなく、「この曲ってめっちゃ高銀の曲だな…」って思いました。古川さんファンの人に怒られそう!

ちょっと語弊があるな…「高銀の曲だな」っていうより、「この曲を理解できたら高銀のことも理解できる」って直感で思ったんです。

色んな曲をCPに当てはめてエモくなるってあるあるじゃないですか。私にとってはそれが「魔法」だったんですけど、他の曲が「この曲は歌詞がすっごい高銀なんだよ!」っていうのに対して、魔法は「この曲は考え方が高銀なんだよ!」っていう感じです。

ぶっちゃけ歌詞はそこまでドンピシャで高銀って感じではないんです。ただ、初めてこの曲を聞いたときに感じた、スーッと透き通っていくみたいな寂しさ…そういう感覚が高銀とよく似てるなって思ったんです。

とにかくこの曲にショックを受けて、とても魅力的に感じて、私は「この曲を理解したいな…どんな意味の歌詞なんだろう、どんな意味のMVなんだろう」って考え始めました。

ようつべverとニコ動verの二つを見比べたら分かるんですけど、この二つはラストのMVの展開が違います。

ようつべverでは顔のない男が包みから取り出したものはバナナで、男はバナナを食べて皮を放り投げます。そして男の子はトンネルの中ほどで立ち止まります。

ニコ動verでは男が包みから取り出したものは拳銃で、それを自分のこめかみに当てます。男の子はトンネルを駆け抜けました。

…この違いってものすごく意味深じゃないですか?

しかも私が不思議だなぁって思ったのは、一見主人公が生き残るハピエンっぽいようつべMVに「a faulty day .ver」と名付けられていて、主人公が拳銃自殺してしまうと思われるニコ動MVに「a Perfect day .ver」って名付けられていることです。

直訳すると、前者は「不完全な日」で後者は「完璧な日」です。

なんでハピエンが「不完全」でバドエンが「完璧」なんだ?って私はすっごく疑問に思ったんです。

そのうちに、この魔法のMVはサリンジャーという作家が1948年に発表した、「バナナフィッシュにうってつけの日」という短編小説のオマージュであることを知りました。著名な話だから、題名だけは聞いたことあるって人も多いと思います。

「バナナフィッシュにうってつけの日」の原題は「A Perfect Day for Bananafish」といって、つまり魔法のMVは、ニコ動verの方を「うってつけの日」、それに対してようつべverの方を(例えるなら)「そぐわない日」って名付けてたわけなんですね。

MVのオマージュ元の話ならぜひ読まなきゃ……!ってことで、この小説を買って読みました。

(バナナイッシュにうってつけの日が収録されてる本は「ナインストーリーズ」といって、バナナフィッシュを始めとする9つの話が掲載された短編集です)

どんなお話かっていいますと、シーモア・グラースという男性がラストで唐突に拳銃自殺するめっちゃ短いお話です。

シーモアは宿泊しているホテルのビーチサイドに寝転がっています。そこへシビルという同じホテルの宿泊客である幼女がやってきて、シーモアは彼女に「海でバナナフィッシュを捕まえよう、今日はバナナフィッシュにうってつけの日だ」と話します。

結局バナナフィッシュは捕まりませんでしたが、シビルは「波の中にバナナフィッシュが一匹見えた」と言います。

その後シーモアはホテルの自室に戻り、そこで拳銃自殺をする…というあらすじです。

意味わからんでしょ?

そもそも「バナナフィッシュ」って一体何?って話なんですが、一応話の中ではバナナの入った穴の中に泳いでいく魚…とかいう説明がされてるんですが、どう考えてもシーモアの妄言だし。なんで妄言にシビルが同調したのかも分からないし。そして一番の謎がなんでシーモアは最後に自殺しちゃったの??ってことです。しかもめちゃくちゃ唐突に。

その理由は作中では明言されてませんが、なんとなーーく読み取れる原因としては、シーモアは兵役経験者で、戦場でのストレスが原因だったのかな?ということが挙げられます。

「バナナイッシュ 書評」とかで検索すれば、この話がどういった趣旨の話なのか山ほど出てくると思いますが、私はこの話ほど、いわゆる「読み手の数だけ答えがある」オチはないと思います。

つまりなぜシーモアが自殺したのかという一つの大きな問いかけです。

話は魔法のMVに戻りますが、私はオマージュ元のバナナフィッシュを読む前、二つのMVが訴えているのは「二者択一」ということなのかな、と感じました。人は選択を迫られたとき、どちらか一方しか手に入れることができない、ということをこのMVは言いたいのかなって思ったんです。

MVに出てくる顔のない男は表面的な自分、小さな男の子は自己の本当の願いをそれぞれ表していて、自分が生き残って(=バナナを食べる)心を閉ざすか(=男の子はトンネルを抜けられない)、自分が死んでも(=拳銃をこめかみにあてる)本当の願いをとるのか(=男の子はトンネルを駆け抜ける)、という「二つのものごとを同時に成立させることはできませんよ」ってことを言いたいのかなって思いました。

けれどサリンジャーのバナナフィッシュを読み、主人公のシーモアがなぜ自殺したのかという大きな謎を考えるにつれ、少しずつ魔法のMVに対する感じ方も違ってきました。

私は「バナナフィッシュにうってつけの日」って、結局「人のことはその人自身にしか分からない」ってことを語った話だと思うんです。

なぜシーモアがバナナフィッシュなんていう架空の魚を生み出したのか、なぜ彼は自殺をしたのか、そんなことは考えても正しい答えなんて出ないんですよ。だって私はシーモアじゃないから。

今書いてても暴論っぽいなって思うんですけど、これは私が長い間考えて出した結論です。

例えば目の前の人がコーヒーじゃなくミルクティーを選んだとして。なぜミルクティーを選んだのか、もしかしたら彼は猫舌だからぬるいミルクティーの方が良かったのかもしれないとか、カフェインが苦手なのかもしれないとか、私があれこれ考えるのは勝手です。でも本当の理由は、ミルクティーを選んだ彼にしか分からないんですよ。

それってすごく悲しくないですか?彼は彼で、私は私だからという揺るがせられない事実だけで、その人の「本当」を理解することは絶対にできないんですよ!

…ちょっと難しい話になってきましたが、ナインストーリーズの冒頭に掲げられている一節が「両手の鳴る音は知る。片手の鳴る音はいかに?」といういわゆる「隻手の声」の公案で、ようはナインストーリーズの全編を通じて、そしてもちろんバナナフィッシュの物語自体も禅問答じみてるというわけです。

あぁ、バナナフィッシュって「自分が自分である限り、相手のことは絶対に理解できない」っていうことをテーマにした話なのか、つまり魔法の曲やMVもそういうことが言いたかったんかな…って、私は再度めちゃくちゃ落ち込みました。

同時に、最初に魔法を聞いたときに感じた「わけの分からない寂しさ」の正体も分かりました。主人公の顔のない男が取った行動は、どれだけ私が理解しようとして考えても、決して正解にはたどり着けないということを何となく感じてたからなんですね。彼の行動の理由は、彼だけのものだから。

こうしてサリンジャーのバナナフィッシュと魔法の曲に対しては、ものすごく悲しい気持ちを抱いて長かったんですが…。

本誌で烙陽決戦篇を読んだとき、わたしは高銀について改めて思い返してました。あのとき高杉の10年間降り続いていた雨が止んで、銀時に向かって「お前の首を取りに行く」と未来の話をしたとき、私の中の高銀が決着した気がしたんです。(これは色んなとこで何回も言ってるような気がしますが…)

そのとき「自分が自分である限り、他人の行動理由や考えは決して理解できない」という結論を持っていた私は、高銀のことについて考えても、結局答えは出ないんじゃないかと思っていました。

高銀の考えは高杉と銀時二人だけのものなので、いくら私が二人のことについて考えても、決して歩み寄れないと思ってたんです。

でもそのとき、ふと魔法のMVを見てたときに流れてきたコメントを思い出しました。

曲の最後の方で、顔のない男は男の子の後を走って追いかけるんですが、決して追いつくことはできません。

そのシーンで、「この距離こそが魔法なんだ」っていうコメントが付いてたんです。

そのコメントを見た当時は意味がよく分からなくて、でも「この人には何が魔法か理解できたのかな…」と妙に印象的で覚えてました。

私は今までの高銀の総括を考えてるとき、ふとこのコメントのことを思い出して「この決して追いつけない距離こそが、実は大切なんじゃないか」ってことにハッとしました。

自分は自分でしかないから、他人の真実を理解することはできない。走っても歩み寄ろうとしても、決して他人に追いつくことはできません。その追いつくことのできない絶対的な距離は、自分と誰かの間に横たわっていたり、時には表面上の自分と深層の自分の距離と言うこともできます。人は生きていく上で、決して飛び越えることのできない「距離」に出会うんです。

けれどその「距離」こそが、自分が自分で、他人が他人であることの証明なんじゃないか、と思いました。

この距離は理解のできない断絶を意味するのではなく、その先に自分や誰かに証明を与える「優しい線引き」と言い替えることができます。

高杉も銀時も、お互いの本当の気持ちを理解することはできないと思ってます。どれだけ心が寄り添っていても、魂が同じだとしても、他人として生まれてきたんだから。

けれど二人の間に存在する決して埋まらない距離は、断絶の悲しさではなく、お互いがお互いを証明するための線引きなんです。それはとても優しくて、穏やかなものなんじゃないかなって思いました。

だからこそ、外側から柔らかい布を持って宝石を磨くみたいに、誰かのことを大切にできるんです。

ところで、バナナフィッシュにうってつけの日の主人公の名前は「シーモア・グラース」といいました。話の中で、幼女のシビルはサンオイルを塗ってくれる母親に向かって、何度も「鏡をもっとよく見て!(See more glass)と言います。

魔法のMVでも、最初に辞書が映るシーンで「see」「more」「glass」と単語がピックアップされることから、暗に顔のない男性がシーモアであることを示唆していることが分かります。

「鏡をもっとよく見て」とはバナナフィッシュにおける重要なワードであり、主人公の名前そのものでもあります。

私たちが鏡を見ると、そこには自分の顔が映りますよね。鏡を見ることで私たちは自分が自分であることを確認し、認識するわけです。

鏡を見たとき私たちは自分を認識すると同時に、自分と他人との間に、または自分と自分の心との間に、そうやって色んな場所に「優しい線を引いてる」んです。

この鏡を見るという行為は、バナナフィッシュの主人公の名前が指し示すように「名前を呼ぶ」という行為に代替することができると思います。

「鏡を見て自分を自分と認識する」という行為は、イコール「誰かの名前を呼んで、他人が他人であると認識する」行為でもあると、私はそう思いました。

つまり私は長いこと古川本舗さんの曲について、タイトルの「魔法」は何を意味しているんだろう、何が「魔法」なんだろうってずっと考えてきたんですが、

人々の「名前」こそが魔法であるという結論を得ました。

人が人の名前を呼ぶとき、それは「鏡の前に立つ」という自己認識の行動を内包し、同時に自分と他人の間に優しい線引きをするんです。私はあなたを理解できないですという冷たい拒絶ではなく、だからこそあなたのことを認めようと努力することができますという温かい譲り合いを。

私がかいた本の「魔法」の中で、高杉が何度も銀時の名前を呼んでたのはこういうことです。

二人の間には穏やかな線引きがあり、それは決して越えられないものだと思います。でも、だからこそ見詰め合えたり、同じ方向を向いたり、名前を呼んだりできる。お互いの存在を認め合うことができるんです。

そういうわけで、私は高銀って「境界線の物語」だなぁって思ったわけでした。

余談ですが、私が一番始めに出した灯篭流しという本のテーマも「境界線」でした。

あれは人と人の線引きというより、生と死の境界線っていう意味合いでしたが…一周回って帰ってくるのかなぁって、最初と最後の本のテーマが同じなことに気付いたときにはちょっとびっくりしました。

だいぶ長くなってしまいましたが…ずっとこの高銀と境界線の話を語りたかったんです。

これが私の中の結論だなって思ったので、じゃあ最後の本っていう形にしようって思ったんですが、なかなかうまくかけないもんですね…!難しい!

それでも色んなことを考えながらかいた本なので、気に入って頂ければ嬉しいです。

えーっと、私が色々続けられたのは、とにかく高銀について自分が思うことを「伝えたい」って気持ちが根底にあったからです。

だから同人誌かいてたし、サイトやったし、ツイッターでぶつぶつ語ったりしてました。

最後の方に出してた吉田古美術堂シリーズなんですけど、あれのテーマが「伝える」っていうことで、

テーマがテーマだったので伝えたいと思って今回感想送りました、って方が何人かいらっしゃってめちゃくちゃ嬉しかったです。

よしてんシリーズは一番感想頂いたシリーズになりました…。自分でも大変だった分思い入れのある話なので、本当にありがとうございます。

サークル活動を始めようと思ったとき、いくつか目標みたいなのがあって、めっちゃ恥ずかしくて全部は言えないんですが…叶ったのも叶わなかったのもあります。

その中の一つに「私の高銀読んでくれた人が、それがきっかけで高銀のオフ活動始めてくれたらいいな」っていうのがあって。

私にとってのきっかけはぶっちゃけMeltの朗さんなんですけど、朗さんの高銀を読んで高銀ってめっちゃいい…ってはまった人なので、

私も誰かのきっかけになれたらいいなってずっと思ってました。

なので今ここ読んでてオフ活動やったことない人今すぐ高銀のサークル始めて下さい!!!!!

私の夢を叶えてやると思って!さあ!さあ!!年明けのインテの申込み締め切りなら11/15なんでまだ全然間に合いますよ!

とにかく言いたいことはそれです~~もう撤退する私が言うのもアレなんですけど、高銀ってほんとにスバラスィーCPなんで…よろしくお願いします…。

これが最後の本ですって形で、ちゃんと終われて良かったです。

オフ活動はないですが、また落ち着いたらオンで高銀かけたらなーって思ってます。

そして今後のことですが、ご存知の通りジョジョで活動すると思います。

一押しは承太郎さん×仗助くんっていうCPなんですが…漢字で書くと「承仗」で読みが「じょうじょう」になっちゃうので、私はたろすけって呼んでます。あと花京院もいいよね…。

ほんとに厚かましいの分かってるんですけど、あのー…ここまで読んで下さる人ってほんと相当珍しいっていうか…変わってる方だと思うので…

損はさせないように頑張るので…ジョジョの本もお手に取って下さったら嬉しいな…なーんて…

なーんて……♡

サイトはこのまま続けていきます。ジョジョの絵置き場も作んなきゃね…。

今まで本当にありがとうございました。

たくさん色んな経験をすることができました。反省することも多く、ご迷惑をかけてしまったことも多々あり、本当にすみませんでした。

嬉しかったこともつらかったこともいっぱいありましたが、高銀で活動できて良かったです。

これからも当サークルをよろしくお願いします!

以下拍手やお手紙のお返事です。

>森村さんへ

先月のことになっちゃいますが、オンリーではポスターもらって頂いてありがとうございましたー!

いつもゴミ箱行きなので紙も喜んでると思います…。

そしてイラスト本も、森村さんの拍手がきっかけになったのでその節はとっても嬉しかったです!気に入って頂けたら幸いです。

森村さんに言われて気付いたんですが、確かに先生が二人に魔法をかけたっていう考え方も…めちゃくちゃロマンチックで罪作りでいいですね…!

私は「魔法をかける」っていうのはかける人とかけられる人、少なくとも二人いないと成立しないものだと思っているので、

魔法にかけられた高銀二人として見ると、確かに最後の瞬間二人の魔法はとけたのかなぁって思います。そして別々の人間になれたみたいな…。

あと私銀時泣かせるの好きですね…なんか普段泣かない人が泣くとウッてなりますよね…ww

イベントでお声かけ頂いたり、拍手頂いたり、本当にありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします~!

>名無しのごんべえさん

こんにちは、遅くなってしまいましたが、高銀オンリーお疲れさまでした!

というかいらしてたんですね…!お手紙読んで気付きました…声かけて下さればよかったのにー!

そして拍手やお手紙で身に余るお言葉を頂き、本当にありがとうございました。

ごんべえさんのきっかけになれて、とても嬉しかったです。私なんかで良かったんでしょうか…。

ほんとにサイトをやってて良かったと思いましたし、高銀をかいてて良かったと思えました。

よしてん三冊目から買われたんですね?!す、すごい…やーなんかほんとにありがとうございました…。

魔法は上下逆さまにしながら原稿作業をしないといけなかったので、とても混乱しました!ww

本になるまでうまいこといくか不安だったんですが、ちゃんとつながってて良かったです。

高銀の二人は、似てるけどもあくまで一人ずつの人間であると思うので、そこのとこをこれからも大切にしていきたい所存です。

イラスト集は最後なのでせっかくなら…ということで作ってみたんですが、今までの気に入った絵をつめこんだので、ごんべえさんにも気に入って頂けたら嬉しいです。

ごんべえさんのお言葉が本当に励みになりました。今までありがとうございました!

>さこさんへ

こんにちは。ツイッターでのお言葉、そしてお手紙まで頂き本当にありがとうございました!

わー見られていた…ww これからもオンではちょくちょく高銀かきたいと思うので、また見かけた際にはよろしくお願いします!

思い返せばけっこう本かいてました…塵も積もればです。さこさんのお気に召したものがあればいいのですが…。

オンリーお疲れさまでした!さこさんのこれからの活動をひっそり応援しております…!

>くれはさんへ

こんにちは、この前はお疲れさまでした!

あのあと頂いたお菓子を調べたら、なんかエッセイに出てくるものみたいで…??しかもオルゴールの音色を砕いたようなお菓子とか書かれてて震えました…センスが良すぎる…。

初めてお手紙頂いたインテのときのことは忘れません…。

くれはさんもとても素敵で美しい作品を生み出される方で、そんな方から嬉しいお言葉を頂けるなんて…本当にありがとうございます。

これからもくれはさんの作品を一ファンとして楽しみにしております。今まで仲良くして頂いて、ありがとうございました。

そして、よければ今後ともよろしくお願いします!

>きょんさんへ

お手紙本当にありがとうございます。以前にもお聞きしたんですが、ツイッターの語りを見て頂いてたとのことで…

ツイッターもサイトの日記も一方的な吐き出しみたいな感じでお見苦しかったと思いますが、共感して下さる方がいらっしゃったんだと、とても嬉しい気持ちになりました。

高銀オンリーからいらしてたんですね…!本当に長い間、本を読んで頂いてありがとうございます。

読み終わったあとに何かを一拍考えてもらえるような話がかけたら…と今までやってきたので、きょんさんにとって何かしらのきっかけになれたらとても嬉しいです。

高銀を抱いてこれからも生きて下さい!!!!

>ちぬさんへ

先月は高杉オンリーお疲れさまでした!ツイッターの方でも、いいねやRTして頂きとっても嬉しいです!

今回はお手紙をありがとうございました。見て下さった方が「綺麗だ」と感じてもらえるような絵や話をかきたいと思っているので、そう言って頂くと本当に励みになります。

私も蛟と九尾が大好きなので、スケブもかかせて頂いてとても嬉しかったです。

そういえば前に遊廓パラレルの話のことをツイッターでおっしゃっていたような…?ちぬさんのつぶやきもあったので、再録集の二を出すきっかけになりました。あのときはありがとうございます…!

これからもオンでちょっとずつかき続けていこうと思うので、またゆるーく見て頂けたら嬉しいです!