568訓感想
今週の本誌感想です↓↓
おそらく今日全国で銀魂4巻がものすごい勢いで読まれている…………。
何ていったらいいのか……また一つ大きな過去が明かされてしまった……。
高杉の左目の下が明かされたときとおんなじ感覚がした。銀魂の終末時計がまたひとつ進んだような、この感じ。
<目じゃなくて手だった>
グラサンに気を取られていたーーーー!手のほうだったーーーーー!
辰馬は目をやられたから戦線離脱したんだよ説昔からあったじゃないですか……違った……手だった……。
銃のほうに目を向けるべきだったんですね……ただの新しいもの好きかなーと思ってたら、あぁ……そういう訳が……。
思ったよりバッサリいってた。手首……よく生きてられたね辰馬……生き残れただけで充分……。
<三人の会話>
てかむしろ高杉と辰馬の会話がレアすぎてびびった。
総督の説教が聞きたいんだよ私は!!!!!!
つまり辰馬が負傷したことに高杉が腹を立ててるってことだ……高杉が辰馬をどう思ってるかって今まであんまり描写がなかったから、すごいびっくりした。仲間のこと思ってる……高杉……。
「元々侍の風上にも~」って言って辰馬のこと見る高杉の顔がすごく穏やかで、優しくて、泣きそうになる。こんな顔できる子なんだよ。
「地球には弔い合戦ってもんがある by沖田くん」 これ思い出しました。
高杉も銀時も辰馬の仇を探していたんですね……。
<「傷」と書いて「あかし」と読む by509訓>
暗殺篇で高杉と銀時の因縁が明かされて、今の長篇で桂の過去と辰馬の過去が明かされて……
自分が思ってたより遥かに、この四人の関わり合い方は複雑だったんだなと思いました。
桂の孤独を、銀時と高杉が分かち合った。銀時の強さが、高杉に侍とは何かを問いかけた。辰馬の傷を銀時と高杉が背負って、銀時は高杉の傷を、高杉は銀時の涙を背負った……。
なんかもう考えててびっくりする。四人が戦場に身を置く中で、何を得たのか、何を失ってしまったのか、誰に何を託したのか…ということを、ひたすらに考えてしまいます。
どうしても私は、四人はあの戦いの中で「失った」ものがきっと多くあるんだろう、と考えてしまいますけど、銀時に言わせてみれば「何も失ってなんかいない」んですよね…。
桂の孤独→高杉と銀時、辰馬の傷→高杉と銀時、高杉の傷→銀時、っていうふうに、思いが積み重なっていったとしたら、じゃあ銀時の抱えたものは最終的に誰が背負うんだ……?と頭を抱えてしまったんですけど。
それがつまり、1巻の冒頭なのかなーって思いました。
たくさんの思いを抱えてきた銀時が、攘夷戦争が終わって、誰とも分け合えなくなった中で、分け合える誰かと出会っていくお話……それが物語の始まりなんじゃないかなと感じました。
「忘れ物を取り戻させてもらった」と、さらば真選組篇で銀時は言ってますが、これが銀時の長い長い「戦い」のひと段落だったんじゃないかなって……。
先生の首を自分の手で斬ったとき、あそこに置き忘れてしまった何かを取り戻す旅。そして、銀時が背負った思いを分かち合える誰かに出会う旅。
鳳仙に「今も戦っている」と言った銀時が、何を求めて、何と戦っていたのか……暗殺篇の先生の言葉を頼りに、なんとなく、ぼんやりですけど見えたような気がしました。
<悩んで迷って未来を捜す>
陸奥の言葉と先生の言葉が同じでしたね……。びっくりした……。
松陽先生も未だに迷っていて、陸奥も迷いながら、未来を捜している。
悩んで迷って捜した先に、きっと先生が言う「侍」があって、陸奥が言う「あした」があるんでしょう…。
今は夜明け前なんだなぁ…笑い合えるあしたがきっとすぐそこにあるんだって、私も信じてます。
あと付け足しで、あーーーー辰馬から銀時への流れこういうふうなんだーー!うわーー構成すごいいいって思いました……。なるほど……三人連戦でくるんだろうなとは思ってたけどすごい綺麗な繋がり方だった……。
来週からついに心読みおじさんと銀時のターンですね。もしかして次が2015年最後の本誌になるのかな……?
最後まで息がつけない。そして高杉が起きない。