鏡をよく見て

ほぼオフ活動お知らせ用ブログ。https://peraichi.com/landing_pages/view/fusonagi

2/11 感想お返事

2021 2/11 23:30 にメッセージを下さった方

こんにちは、通販をご利用下さりありがとうございます!

シリーズでお手に取って下さったんですね…!

堀川くんは本当にかわいいな~と思いながらかいているので、そう言って頂けて嬉しいです。あんまり兼さんをかっこよくかくことには自信がないのですが、大丈夫だったでしょうか…!笑

実際に料理を作って頂けてるとのことで、めちゃくちゃ嬉しいです~!読んで下さった方が作ってくれたら良いな、と思ってレシピのっけたので…。

お互い夜中の食べすぎには注意しましょう!笑

これからも趣味趣向丸出しのものをかいていきますので、よろしければまたお手に取ってやって下さい。この度はメッセージをありがとうございました!

1/10 感想お返事

2021/1/10 12:55 にメッセージを下さった方

こんにちは!お時間からしてめちゃくちゃ早速のご感想ありがとうございます…!

あのお姉さんかな、と予想ができます笑

こちらこそ世の中がこんな状況ですが、スペースにお越し下さって本当にありがとうございました。直接本をお渡しできたのがとても嬉しいです!

ご飯本でお腹が減ってもらえるのは一番の誉め言葉です~!あのあと何を食べられたんでしょうか?笑

おいしいものを食べられてると私まで嬉しくなります!

お腹と心が少しでもあったかくなってもらえたら良いなと思います。またぜひ対面で本をお渡しできる日がくると願って…!本当にありがとうございました!

1/10 インテさだ川info あと通販のこととか

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■スペース

1/10 さだめし川に燃ゆ8 6号館A つ-12a [腐草]

 

■搬入物

新刊 「今日も元気に営業中!」 B5 60P ¥700(全年齢)

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政府直営の兼さん専用カフェ「ほ~りぃたいむ」で働く堀川くんたちの日常ご飯話です。

2019年に出したほ~りぃたいむの本と同じ設定で、今回は新しくマシュマロ体型の堀川くんが加わって5振になりました。

ご飯をテーマにした小話が4つ入っています。特に前の続き物って感じではないので、これ単体でも全然読めると思います。登場人物紹介とか載ってるので!

サンプルはこちら↓

【兼堀新刊サンプル】堀川くんいっぱいカフェwww.pixiv.net

 

通販はとらとBOOTHの予定です。

とらはもう予約が始まってます↓

今日も元気に営業中! [腐草(渚 冴)] 刀剣乱舞 - 同人誌のとらのあな女子部全年齢向け通販

 

BOOTHの方はイベント後からになるので、もうちょっとお待ち下さい。

BOOTHはついでに今までの既刊も扱いますので、まとめ買いしたい!って方はぜひご利用下さい。

 

既刊

・cafeほ~りぃたいむへようこそ! B5 38P ¥500

・アウストラリスの手を取って B5 84P ¥1000

・真実の庭 B5 30P ¥400

・文句があるなら自分で作って! B5 52P ¥600

 

どれも小数部持ち込みます。

既刊の「シロイルカは赤道直下を~」なんですが、在庫整理をしていたら数冊出てきまして

pixivにweb再録済ということもあり、どうしても紙の形で欲しい方向けにBOOTHの方で¥100で通販しようと思ってます。

もしインテで¥100で欲しい!という方がいらっしゃいましたら、匿名で構いませんのでお題箱よりご連絡して頂ければ持って行きます。(→https://odaibako.net/u/nagisa_token

 

■寄稿について

インテ合わせで発行されるもちづきさんの新刊のカバーを描かせて頂きました!

www.pixiv.net

カバー、折り返し部分、カバー下、全体的なデザインなどいっぱい描かせて頂いてとても嬉しいです…。

装丁の箔押し二種っていう豪華さと本の厚みも相まって、めちゃめちゃ綺麗なつくりになっているのでぜひお手に取って下さい。

私も中身を楽しみにしたくてまだ内容読んでないんです…!!だって普通に読者になりたかったから!!うお~~読むぞ読むぞ

 

■当日の感染予防策について

まずは赤ブーさんが提示されている、全参加者に向けたこちらのページを必ずご一読下さい。

https://www.akaboo.jp/covid-19/0110.html

一般参加者の方でもb2-onlineへの登録、ならびにCOCOAのインストールが必須になります。

上記に加えて、当サークルでも以下の予防策を実施します。

・アルコール消毒液を机上に設置しますので、スペースにいらっしゃった際はご活用をお願い致します。

・在庫は机上に出しません。見本誌を並べるので、必要なタイトルと冊数をお申し付け下さい。

・お金はコイントレーの上にお出し下さい。

以上のご協力をよろしくお願い致します。

 

長々とすみません…。

このような状況ですが赤ブーさんが対策を徹底した上で開催してくれるので、私も本当に気を付けて参加します。

もし当スペースにお立ち寄り頂く方がいらっしゃれば、当日はよろしくお願い致します。

11/13 感想箱お返事

2020/11/13 22:14 にメッセージを下さった方

 

こんにちは、気付くのが遅れてしまってすみません!

私もこのメッセージを頂いてびっくりしました…!と同時にとても嬉しかったです!

刀ミュ鑑賞のお供としてあのガイドが役に立ったのも嬉しいですし、配信をきっかけにして刀ミュを、とうらぶを好きになって頂けたのも(私が言うと何様やねんって感じですが…)本当に嬉しいです。

そしてフリートをご覧になってこうしてメッセージを送って下さるなんて…すっごい巡り合わせですね…!?びっくりしました…。

文字が細かくなっちゃうせいでキャラの名前が入れられなくて、ミニキャラだけになっちゃったのが本当にすみません!とうらぶ自体に初めて触れる方には不親切なつくりになっちゃったのですが…。ガイドとして使えたようで、ちょっと安心しました。

あのとき新作公演がコロナで中止になってしまって、少しでも刀ミュのお助けができたらと思い、配信に間に合うよう急いで作った解説だったのですが、実際に参考にしてもらえた方の声をこうして初めて聞くことができて本当に嬉しいです。

この度はありがとうございました!これからもぜひミュを、とうらぶを楽しんでもらえたらと思います。

維伝の感想とこれまでのループ考察

久しぶりにちゃんと感想を書いておきたいなと思う良い作品だったので、この感動を忘れないうちに残しておきます。

!注意!

・前半は維伝のネタバレを含み、後半ではこれまでのステシリーズのネタバレを含みます

・普段ミュの方に生息する審神者なので、ステの方はいわゆるにわかです…怒らないで…

・感じたこととしてミュとの比較を書いたりしてますが、どちらが優れてるとかじゃないのであしからず

・自分の思ったことを書き残したものなので、意見を強制するつもりも誰かに意見を仰ぐつもりもないです

・ここに書いてある考察などはあくまでステシリーズにおけるもので、原作やその他のメディアミックスに全て当てはまるとは限りません

 

<維伝についての感想>

■ステ第二章の始まり

■音楽・演出

■キャラクター描写

 

<残された謎やループについての考察>

■龍馬たちは結局何だったのか

■ダーク山姥切の正体は?

■ステ本丸のループ分類

■「正史」に辿り着くための条件

■パンフレットに残された謎

 

こんな感じで語ります。長いのでほどほどに読んでもらえれば嬉しいです。

後半の考察部分についてはステに詳しい95さんと話し合いながら、頭の中を整理しながら考えました。助けてくれてありがと~~~

 

<維伝についての感想>

■ステ第二章の始まり

今回の作品はこれが本当に大きな意味を持ってたなと思います。慈伝で山姥切と三日月を中心に描いてきた刀ステ本丸の物語が一つの区切りを見せ、じゃあ次はどんな風に話を進めていくんだろう?と私も疑問を持っていました。

維伝の発表を受け、これまでずっと出陣してきた顔ぶれがいないことや幕末刀たちの登場に、私もびっくりしたしステが大好きな友達はもっと衝撃を受けてました。

三日月の力添えによって少しずつ成長していく山姥切や、彼らを包む温かで、けれど鮮烈な物語を辿ってきたあの本丸を愛しているからこそ、「ステ第二章」の始まりを予感させる発表にはとても衝撃を覚えたし、なんならしばらくずっと泣いてました…。

けれど「次はどんな風に話を進めていくんだろう?」と思ったからには、やはり新しい一歩を踏み出さなければならないんだな、とも思います。

同じことの繰り返しではコンテンツの成長って頭打ちになっちゃいますもんね…。

これは最近のミュでも感じたことで、毎年年末に開催していた「真剣乱舞祭」が今回から「歌合」というものに変わりました。

2018年の真剣乱舞祭が三度目にして最高傑作で、これを超えるものを作るのは難しいんじゃないか…?と思っていた矢先のことだったので、ものごとの成長には新しい挑戦が必要なんだということをしみじみと感じました。

 

このステ第二章の始まりというものに、衝撃を受けて離れた人も逆に新しく興味を持った人もいると思います。

例えば自分の周りで「ステは独自の設定や繋がりが多すぎて離れていたけど、今回の維伝は一番好きかも」っていう友達もいました。

ステって虚伝から続く一つの「本丸」のありさまを描いてるところが魅力だと思うんですけど、それってちょっと取っ付きにくいというか…。私は今までのシリーズの中だとジョ伝が一番好きなんですけど、いきなり人にジョ伝を勧めるのは憚られるんですよね…。今までのステ本丸ありきのお話なので。

だから人にオススメするときは一作目でありそれ単体でも楽しめる虚伝を勧めてたんですけど、今回の維伝は最新作でありながらステが初めてっていう人にもオススメできる、そんな作品になったんじゃないかなと思いました。

第二章の開幕、ステのリスタートという意味では、この公演は間違いがなかったと思います。

新刀や新々刀を加えて新たに展開されるストーリーや関係性は陸奥守率いる維伝メンバーのものであり、今までのステを知らない人でも世界観に入り込みやすいです。

それでいて鶴丸や小烏丸からもたらされる細かな繋がり、登場人物たちが見せる熱量から確かな「ステ」の骨太さを感じ取ることもできました。

新しい顔ぶれを眺めながらも、冒頭の「西暦2205年」から始まる口上を聞いたとき思わず感じ入ってしまったのを覚えています。

鶴丸が「三日月だ」と中天を仰ぐ最後の言葉で、新しい一歩ではあるけども、私は今確かに連綿と続くステの物語の一端に触れているんだという温かな希望のようなものが心に広がっていきました。

 

託していくものや託されていくものが息づくステの世界の中で、維伝は今まで築き上げてきた多くのものを掴み取ったんだなと思える作品でした。

 

■音楽・演出

私は小田原のときの音楽が大好きなんですけど、そのときに携わっていた方が今回参加されてるとのことで嬉しかったです。

ポップでメロディアスなBGMが多く、比較的新しい刀たちが多く登場する維伝の雰囲気にとても合っていたと思います。

忘れられないのが南海先生が罠を仕掛けていくシーンで…なんかクラブみたいな音楽流れ始めましたけど??って思ってたら刀剣男士たちが踊り出してびびりました。おっミュか?

ゲームの一場面をこんな風に描くんだ!というのが面白くて、南海先生のセリフはゲームで苦心した審神者ほど思わずクスッときてしまったんじゃないかな。

EDの音楽もおどろおどろしい雰囲気で始まるのがまさに「朧」という感じで、刀剣男士たちが登場したところで少し明るい調子に変わったのが、まるで朧が晴れゆくさまを見ているようでした。

土佐三振の真剣必殺のシーンも良かったです!あの辺りはとにかく殺陣の連続で、陸奥守の近侍曲を彷彿とさせる三味線(でいいのかな?)の音に心をかき鳴らされ、終盤に向けて否応にも盛り上がっていきました。

印象的だったのが肥前くんの戦闘で、斬られた敵がパッパッとライトで照らされていくのがアニメを見ているみたいでとても面白いなぁと思いました。

他にもアニメやドラマの映像作品っぽいカット割りや、プロジェクションマッピングを利用した演出が目に楽しかったです。

ミュの方は昨今、あまり映像に頼らないような生身の演技で作品を魅せようという方向性を歩んでいるので、ステはそれとはまた違う良さがあるなぁと思います。

特に今回の公演で印象的だったのは「絶えず動く舞台装置」で、播磨屋橋が現れたときには思わず唸ってしまいました。

階段が次から次に移動し、その上を刀剣男士たちがぴょんぴょん飛び回って戦う。不安定な足場や高低差のある舞台を難なく駆け巡るさまは、見ていてとても迫力があり、躍動感に溢れていました。

その舞台装置が物語のキーである「町が生きている」という演出に繋がったのは見事だな~という感じです。

この「見ていて飽きない、ノリが良い」という点も、新たにステに触れる人にオススメできる一端を担っていると思います。

 

■キャラクター描写

私が今回一番「良いなぁ~!」と思ったのは肥前くんです。

「なるほどそういう捉え方や描き方もあるのか」という発見ができて、それが原作でのキャラクターを深く考えていくきっかけになる…というのがメディアミックスの良いところだと思うんですが、それを強く感じたのが肥前くんでした。

正直土佐の三振については全然造詣が深くなかったんですが…陸奥守と龍馬、肥前くんと以蔵、南海先生と武市先生という元の主との組み合わせがピックアップされていく中で、特に肥前くんの言葉一つ一つに何度も心を打たれました。

「斬りたいわけじゃねぇんだ。誰も信じてくれねぇだろうが、あんたがそう言ってくれるなら、おれは」という言葉に、彼と、彼の元主に寄せる思いの丈が込められていると思います。

人斬りの刀であるという逸話から生まれた肥前くんが、それを憎み葛藤しながらも、けれど、だからこそ誰の刀でもない己自身の刀になれるんだと確かな矜持を抱く過程…その場面が描かれるたびに泣いてしまいました…。

今まで私が好きな刀剣男士ってみんな元の主に好意を寄せている刀ばかりだったので、こういう複雑な心境というか…愛憎めいた感情を向けるキャラクターが新鮮だったので、余計に印象に残ったんだと思います。

「人斬りの刀である」というプライド。言葉にすると簡単に思えてしまいますが、そこに至るまでに肥前くんが戦い、考え抜いた姿を丁寧に描写しきったからこそ、とても含蓄のあるキャラクターになったんではないかなと思いました。

 

もちろん物語を引っ張っていった陸奥守もとても良かったです。

陸奥守の表情や些細なしぐさから、「あぁ、彼は今こんなことを考えているのかな」と私自身の思いを巡らす機会がとても多かったです。

言葉にならない気持ち、言外に込められた意味といったものを彼からは多く感じ取りました。

今回の物語は龍馬が敵の首魁であり、陸奥守が龍馬を討ち取るという結末を迎えました。

伝えたいことが多くあるだろうに、それを伝えられないもどかしさ、刀剣男士として今元主の前に立っているという立場の難しさを陸奥守からはずっと感じていました。

「やり直すことができないからこそ、この世は面白い」と龍馬が悟った瞬間の、陸奥守の笑顔が忘れられません。

龍馬とはきっとまたどこかで会える気がする…と語っていた陸奥守ですが、私は刀剣乱舞のこういうところがとても好きなんですよね…。

今目の前の元主を討たなくてはいけないという辛い任務に就きつつも、それによって正しい歴史さえ守れれば、その正しさの中でいつか自分はまた元主に巡り会えるんだという…。

目前にどんなに辛い決断が迫っていようとも、刀たちが自らの物語を誇り、それによって行動する姿がとても好きなんです。

 

 銃を使い、武器に柔軟な陸奥守と対極に位置する存在として兼さんがいました。

兼さんと陸奥守の関係性も、なんとな~くいけすかない相手だけどもバチバチにいがみ合ってるわけじゃない…身も蓋もない言い方をしてしまえば「ちょうど良い塩梅」というやつでとても好みでした。あくまで個人的にね…。

一番びっくりしたのが兼さんが銃を使うシーンです。

あのシーンは陸奥守を注視していたので、「チャッ」と音がして一瞬何だ?と思ったんですよね。んで右を見たら兼さんが銃を構えていたので、一瞬幻覚を見たんじゃないかと思って頭がクラ~ッとしました。

兼さんは自身が刀の時代の最後を生きたということにとても誇りを持っていて、だからこそ彼は銃に良い印象を持っていないんですが…。そんな兼さんが己の武器として銃を使うシーンは、とても大きな意味を持っていたと思います。

あの場面では堀川くんも「銃も刀もどちらもかっこいい」と言いますが、堀川くんも銃や砲がいない場所こそ己の戦場であると見定めているキャラクターなので、あのとき二振は大きなものを飲み込んだんだなと思いました。

正直土方組はあまり描かれないと思っていたので、こういう一歩踏み込んだシーンを見れたのは個人的には嬉しかったです。

 

あと終盤の鶴丸がずっとかっこよかったです…!

めちゃくちゃ痺れたのが、時間遡行軍を前にして「ここにある戦いは俺たちのものだ!」と叫ぶところです。

今回の話では鶴丸と小烏丸はシリーズからの続投に加え、年長者として他の刀を見守り導く立場でした。

だからある意味達観しているなぁと思いながら見ていたんですが、終盤のこの言葉を聞いて、それでも戦いというものに、物語を喰らうということに貪欲なんだというのを見せつけられて本当にかっこよかったです。

 

維伝に登場したのは七振の刀たちでしたが、バランスが良く、ちょうど良い人数だな~なんて思いながら見てました。

たくさんの刀たちが登場して複雑に関係し合うのもステの魅力だとは思うんですが、あんまり多いと掘り下げられないと思うので…それってもったいないじゃないですか…。

維伝はひとりひとりをちゃんとピックアップしてくれて、ステのこの刀はこういうキャラクターなんだな、というのをゆっくり咀嚼することができたので、登場人物たちがとても魅力的に映りました。

 

<残された謎やループについての考察>

■龍馬たちは結局何だったのか

維伝が問いかけた大きな疑問の一つに、「歴史を守るのは刀の本能である。では歴史を守らない刀は一体何であるのか?」というものがあると思います。

陸奥守はその疑問と己の心持ちを照らし合わせて「自分は刀である」と結論を出すわけですが…。

この「歴史を守らない刀は一体何なのか?」という疑問の答えが、今回の龍馬や以蔵たちの存在、つまり劇中の言葉を使うなら「朧」であると私は考えます。

南海先生が朧の状態の以蔵を前にして、「身体は時間遡行軍のようでもあるが、どちらかというと刀剣男士に近い。なぜなら顕現技術が応用されているから」という説明をしていましたが、つまり龍馬たち「朧」は「何者かによって顕現された刀剣男士のなりそこない」と捉えることができます。

この「何者かによって」の部分は恐らく龍馬自身なのではないかと思います。龍馬から全てが始まったという言葉があるのと、終盤で龍馬が倒されたことにより以蔵と武市先生が折れているからです。

まとめると、「刀剣男士」とは歴史を守るという刀の本能により審神者によって励起されたもの。それに対して過去を変えようという強い望みによって自分自身に加え、周囲の者たちを変容させたもの(≒顕現)が「朧」なのではないでしょうか。

正しく顕現したものが刀剣男士、歪な顕現を果たしたものが朧である、と言い換えることもできます。

刀剣男士は審神者が鍛刀した刀という「モト」がありますが、南海先生が以蔵を指して「本体がない」という言葉を使っていたので、朧にはこの「モト」がないのかもしれません。つまり「刀ではない」=「歴史を守るという本能に反する者」です。

 

物語の最後で龍馬が倒れた場所には壊れた銃が落ちています。その銃を見て、南海先生が「本能の話を覚えているか。案外答えはそういうことなのかもしれない」と言うんですが、ここの解釈…というか、この言葉がどういう意味を持つのかという推察はとてもとても難しかったです…。そういうことってどういうことだよ…。

朧には「モト」がないと前述しましたが、龍馬の場合自身を変容させるというイレギュラーが起こったため、例外的に彼の銃が「モト」になっていたのかもしれません。(だって刀がモトになったらそれは陸奥守になっちゃうから…)

この場合でも、一応「刀ではない(銃である)」=「歴史を守るという本能に反する者」という図式は成立します。

龍馬が消えた場所に残った銃を見た南海先生は、「ここに落ちているのは銃だ(刀ではない)」=「歴史を守るという本能に反する朧だった」という意味であの言葉を呟き、それによって本物の龍馬ではないんだよと陸奥守を励ましていた…というふうにも感じられます。

 

もう少し踏み込んで考えると、「朧」は「時間遡行軍のタネ」であるという可能性も浮かび上がります。

そもそも朧には意思疎通できるほどの明確な自我があったり、刀剣男士と敵対していないケース(龍馬や以蔵)があるなどの明らかに時間遡行軍とは異なった特徴を有していました。

そのため朧と時間遡行軍は別物であると私は考えます。

しかし物語終盤の吉田東洋を見ると、彼は刀剣男士の心を覗いて揺さぶりをかけたり、歴史改変に対して積極的な姿勢を取り始めています。

土佐勤王党のボスだからかなとも思ったんですが、なんか時間遡行軍っぽい骨が生えてきてるし…もしかして「朧」から時間遡行軍にアプデする中途にいるんじゃ?と思ったわけです。

もしそうだとしたなら朧が時間遡行軍にしか反応しない地雷に反応したのも頷けますし、「本体がない」ということから、斬れば身体が残らず消えていく時間遡行軍にも当てはまります。(この点ステの設定がどうなっているかは分かりませんが…)

 

そしてこの朧という存在が、後述するダーク山姥切の正体を紐解く鍵になるのではないかと思います。

 

■ダーク山姥切の正体は?

勝手に変な名前付けちゃいましたが…ダーク山姥切とは維伝でたびたび登場した山姥切??のことです。

彼の正体を探るには、まず「ステの物語はループものである」という大前提が必要になってきます。

虚伝が再演されるにあたり台詞が少しずつ変化したこと、義伝で「円環」というワードが出たこと。如伝では更にそれが顕著となり、過去と未来の刀剣男士が同じ時代に存在するほど時間軸に歪みが発生したことなどから、ステの世界は三日月を中心にループを繰り返していると考えられます。(このあたりは悲伝で三日月が結いの目=歪みの中心人物である、と判明しました)

つまりステの物語は、ハッピーエンドに向けてループを繰り返している物語です。ここでいうハッピーエンドとは三日月も本丸も共に救われるルートであり、この唯一の正解ルートのことを便宜上「正史」と呼ぶことにします。

 

詳細なルート分岐はこれから考察しますが、ダーク山姥切はこの「正史」から外れたステ本丸の山姥切である可能性が高いです。

鶴丸が対峙した際「この剣筋…どういうことだ」と覚えがあるような態度を取っていたことや、「三日月宗近を救う」と言っていたことなどからも分かります。

ダーク山姥切の目的は彼も言っていたように円環に囚われた三日月を救うこと。そのために物語を集めている、つまり刀剣男士ひとりひとりにまつわる物語が完遂するよう、ステ本丸の男士に手を貸しているんだと思われます。

物語は男士を強くするため、それによってステ本丸が正史を歩める確率が高くなりますし、もしくは「ほどく」という言葉には「迷いを晴らす」という意味もあるので、男士たちの迷いを晴らすことにより三日月の結いの目をほどいていく目的もあるのかもしれません。

ダーク山姥切はステ本丸の正史から外れた存在といいましたが、その正体は龍馬や以蔵と同じく「朧」なのではないでしょうか。もしくはそれに近い状態だと思います。

龍馬は「あのとき~だったら」という強い望みによって自分自身を朧の状態に顕現させました。ダーク山姥切も、正史から外れ三日月を救えなかったがゆえに「あのとき~だったら彼を救えたのかもしれない」という過去への強い後悔により、自身を顕現し直した…とは考えられないでしょうか。

 

■ステ本丸のループ分類

次にステ本丸のループ分岐について考えていきます。ここからかなりややこしいです…。

まず最初に、ステのループ構造はどのような種類に分類されるのか?という疑問があります。

私はループものの作品を考えるとき、そのループの種類を ①繰り返しループ型、②乗り換えループ型、③分岐ループ型 の3つに分類しています。

①の繰り返しループ型はわりと単純で、ある地点を起因とし、その地点を乗り越えられる条件を満たすまでそれ以前の世界を何度も繰り返すというものです。「ひぐらし」や「まどマギ」を想像してもらえれば分かりやすいと思います。

②の乗り換えループ型はいわゆる「世界線」を選び取る話です。ループが発生するうちに判明していく「正解」の世界線を乗り継ぎながら、条件をすべて満たすハッピーエンドに到達しようというものです。この場合、選ばれなかった「不正解」の世界線は最終的にひとつの未来に収束し、複数の世界は発生しません。これは「シュタゲ」の考え方ですね。

そして③の分岐ループ型が、ステのループ構造、ひいては刀剣乱舞の原作における考え方に最も近いと思います。

そもそも特命調査のイベントは「改変されてしまい、放棄された世界への派遣調査」という名目です。刀剣乱舞の世界では改変されてしまった世界線が存在し、それに対して「放棄、封鎖」という手段をとっています。

これはゲームで聚楽亭をプレイしたときに思ったことなんですが、「改変されてしまった歴史が存在するということは、任務に失敗した本丸があるのでは…?」と疑問を持ったんですよね…。それが今回維伝でピックアップされて、「原作との絡め方がうまいなぁ」と驚きました。

改変された世界線を放棄し、そこに対処として部隊を送り込むということは、放っておけばいつかひとつの正しい歴史に収束するだろうということではありません。

原作のゲームでは、大きく改変されてしまった歴史の分だけ分岐した世界が存在するという考え方をとっていると思われます。

恐らく、ステでも同じようなループの考え方を採用しているのではないでしょうか。

維伝の中盤で南海先生と鶴丸が「時間軸」についての会話をしていましたが、その中でも「改変された時間軸はなかったことにならない可能性があるゆえに、隔離される」と話しています。

以上のことから、ステの物語においては「同時に複数の世界線が存在する」、「正史から外れた世界線も消滅するわけではない」ということを念頭に置いておく必要があると思います。

 

■「正史」に辿り着くための条件

次に、ステ本丸がこれまでのシリーズで辿ってきたループ分岐を整理しながら、「正史」に辿り着くためにはどんな条件を満たせば良いのかを考えていきます。

何度も書きますが、ここで言う「正史」とはステ本丸、三日月が共に救われるハッピーエンドという意味です。

 

最初に考慮しなければならないのはステのキャスト変更についてです。

ちょっとメタ的な話題なので嫌な方もいらっしゃると思いますが…すみません…。

かつて脚本演出の方が「キャス変には意味がある」と発言されたらしいですが、私もステを詳しく追っているわけではない上、調べたんですがいまいちソースが不明で…。

ただ今回維伝のパンフレットを見ると、名前が二回登場する刀剣男士がいます。

骨喰、江雪さん、鶴丸の三振です。

これは一度でもキャストの変更があった刀剣男士と一致します。

そのため「キャス変に意味がある」という発言の真偽はさておき、キャス変が行われた刀剣男士のみ名前が二度登場するという異様な事実がある以上、これらに何らかの意味があると仮定せざるを得ません。

この三振の刀を、キャストさんのお名前から仮に

Kばみ、Mばみ、T雪、S雪、S鶴、K鶴 と呼ぶことにします。

この三振の刀たちと六人のキャストさんたちが、ステシリーズの中でどのように登場したのか、物語の時系列順にまとめてみます。

 

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このようになっています。

注目すべきは「虚伝と再演では江雪さん、鶴丸ともにキャス変がある」「K鶴はMばみとKばみ、両方の骨喰と共演している」という点です。

これら三振の登場位置を踏まえながら物語の内容を追っていくと、ステ本丸がどのような分岐を辿ったかが見えてきます。

 

まず第一に、虚伝と再演では立ち位置が下手と上手で逆になっている、蘭丸がループを匂わせる言動を取るなど、細かな点が違います。

そのため恐らく再演の方は、虚伝からある程度ループを繰り返した後の世界線だと推測できます。つまり虚伝の方は文字通り、虚構であった世界線、正史から外れてしまったルートだということです。

これにより、少なくとも虚伝に登場するT雪、S鶴は正史から外れたルートに登場する男士である可能性が高いと言えます。

そして重要になるのがある場面での三日月の言葉で、失敗に終わった小田原征伐(序伝の物語)の経緯を聞いたとき虚伝では「無事に戻ってきたではないか」と言い、再演では「無事に戻ってきたと聞いているぞ」と言います。

つまり虚伝では三日月が小田原征伐の前に既に顕現しており、再演では伝聞の形で語ることから、小田原征伐の後に顕現した可能性があります。

ここが一つ目の重要なファクターです。

三日月が小田原征伐の前に顕現したか後に顕現したか、これにより変わってくる後の重要な出来事が「骨喰が山伏にお守りを渡せるかどうか」です。

三日月は顕現した直後、審神者からもらったお守りを骨喰に渡します。これが小田原征伐の前に起こった場合、任務で傷付いた骨喰の方に先にお守りが発動してしまうのではないでしょうか。そうなれば如伝までお守りを持ち越すことができなくなってしまいます。

如伝で山伏を助けるためには、①小田原征伐の後に骨喰がお守りを受け取ること、②既にある程度ループが起こり、過去と未来の自分が同じ時代に存在できるほど時間軸が歪んだ状態であること、この二つが必要条件になってきます。

小田原征伐で敗走した骨喰はその後顕現した三日月からお守りを受け取る。そして如伝にて過去へ渡り、山伏にお守りを渡すというのが「正史」のルートです。

この流れを見るに、少なくとも一度は山伏がそのまま折れてしまった世界線が存在するはずです。

①と②の条件をどちらも満たすとき、山伏が折れたという結果が「お守りのおかげで助かった」という結果に書き換わります。

この条件を満たさなかったのが「虚伝」の世界線といえます。

 

二つ目の重要なファクターは、義伝にて三日月がどんぐりを拾っていたか?という点です。

義伝ではK鶴が遠足を提案し、それによって遠足を「初めて」経験した三日月がどんぐりを拾います。このどんぐりというアイテムはステ本丸の男士の修行と密接に関係しており、義伝では小夜が三日月からもらい、慈伝では長谷部と不動くんがもらっていたことが判明し、山姥切は五虎退から一つもらって修行へと旅立ちます。

恐らくこの「三日月が拾ったどんぐりを持って旅立つ」というのが修行の成功条件です。

維伝はステの時系列の中では最も先の話ですが、その終盤で小烏丸が「近侍のへし切長谷部に報告を…」と言うシーンがあります。つまり近侍は山姥切ではなく、慈伝の最後で彼は修行に行ったことを思えば、単純に修行の不在により長谷部が近侍の任に就いていると考えるのが自然です。

しかし維伝はS鶴が登場する世界線、正史から外れたルートであるという前提が付与されます。

そのため、義伝にてK鶴が提案した「どんぐりを拾う遠足」を経ることができなかった世界であり、山姥切は修行の成功条件であるどんぐりを持たずに旅立っている可能性があります。

もしくは修行のための不在ではなく、近侍ができないほど落ち込んでいる、または折れたという可能性も考えられます。(鶴丸がダーク山姥切と対峙したとき「似て非なる」という、自本丸の山姥切とは異なるという確信を持った言葉を使ったため、維伝での山姥切は生きている、もしくは既に折れているの二択だと思います)

 

最後の重要なファクターは、悲伝のラストにて山姥切が三日月に勝てたかどうかです。

悲伝は大千秋楽とそれ以前の公演で大きく違う点が一つあります。山姥切と三日月が対峙するラストシーンで、大千秋楽以前は山姥切が「次は勝つ」という約束を残し三日月が勝利して終わります。しかし、大千秋楽のみ「次はもっと強くなった俺が相手だ」という言葉に変わり、山姥切が勝利します。

「もっと強くなる」というのは極修行へ向けたフラグだと思われます。つまり山姥切が三日月に勝利できたことによって、彼の修行への決意が固まったといえるでしょう。

 

以上がこれまでのシリーズ内容から推察する、ステ本丸が「正史」に辿り着くための条件です。

まとめると、

・三日月が小田原征伐以降に顕現すること(→山伏を救うため)

・義伝でK鶴が遠足を提案し、三日月がどんぐりを拾うこと(→ステ本丸男士の修行成功のため)

・悲伝のラストで山姥切が勝利すること(→修行を決意するため)

この三つが非常に重要になってくると思います。

 

今までの各シリーズにこの三つの条件が当てはまるかどうか調べてみると、こんな感じになります。

 

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確実に判明しているもののみ記載し、どんぐりを拾ったか否かについてはK鶴であるかどうか、という点から推測で判断しました。

また三つの条件には含めませんでしたが、「維伝にて龍馬討伐の任務に成功する」という条件も加味される可能性があります。

維伝では任務に失敗した本丸があるということが判明しました。東洋たちに折られた刀剣男士が後ろ姿で登場しますが、すべてステ本丸にいる男士と一致します。

彼らが任務に失敗した別の世界線のステ本丸であるならば、維伝にて任務に成功するという条件もプラスしなければなりません。しかし、明確な判断材料が現時点で無い以上、小烏丸の言うように全く別本丸の男士たちである可能性もあります。そのため三つの条件からは外しました。

 

この表を見ると一番正史に近いのは慈伝であることが伺えます。

しかし慈伝には一つ懸念があり、それは「Kばみが会場替わりで登場する」という点です。

鶴丸の場合、虚伝と、明らかにループを繰り返した後である再演という判断基準があったため、K鶴が正史ルートを歩んでいる鶴丸ではないかという予想を立てることができました。

しかし骨喰の場合、K鶴がKばみとMばみ両者ともと共演していることなどから、どちらが正史ルートの骨喰なのか断定することは難しいです。

Kばみは如伝で山伏を助け、Mばみは悲伝で山姥切の勝利に立ち会いました。どちらとも正史を辿るのに必須な条件であるため、やはり骨喰を基準にルートの正誤を判断するのは難しいと言えます。

悲伝の時間軸がそのままストレートに慈伝に繋がれば「慈伝は山姥切が三日月に勝利した世界線である」という可能性が高くなります。

しかし前述したように、慈伝ではKばみが会場替わり男士として登場します。この「会場替わり」というのがミソで、これは「慈伝には複数の世界線がある」ということを示唆しているとは考えられないでしょうか。

であるならばMばみが登場する世界線が「正史」であり、Kばみが登場した回の慈伝はもしかすると正史から外れてしまったルートなのかもしれません。

 

いずれにせよ分かるのは、現段階で全ての条件を確実に満たしていると言えるルートは存在しないということです。

ステ本丸が正史に辿り着くためには途方もない戦いと時間を強いられ、奇跡のような世界線を選び取る必要があります。

 

ちなみに慈伝大千秋楽の会場替わり男士は歌仙さんでした。そして次回作のメインキャラクターも歌仙さんと発表がありました。

もしかして次回作は慈伝の千秋楽から繋がるルートの物語なのではいか?という気がしてしまいます…。ちょうどパンフレットを見ると、慈伝と維伝の間に一つ空白があるんですよね…。

 

ステ本丸が正史に辿り着くための条件を整理したところで、最後にパンフレットに残された謎について考えていきたいと思います。

 

■パンフレットに残された謎

今回の維伝のパンフレットには気になるページが存在します。

それが「顕現順」と「物語の時系列」を書いたページです。

まず前者について、刀剣男士の名前がずらっと書いてあるページがありますが、これはステ本丸における男士の顕現順だと考えるのが自然だと思います。

序伝にて本丸の仲間が次々に顕現していくシーンとパンフレットに載っている名前の順序が一致するためです。

 

審神者はまず一振の刀の心を励起させた~」という言葉から山姥切→小夜、骨喰、長谷部、同田貫、山伏と続きますが、ここで一つ注目したいのが骨喰と長谷部の顕現順です。

パンフレットとあわせて見てみると、骨喰がちょうど長谷部を挟むように二回顕現しています。序伝の名乗り順を考えると骨喰→長谷部が正解なのですが、二振目の骨喰は長谷部の後に顕現したことになっています。

ジョ伝では一振目の骨喰が折れた、もしくはふたりの骨喰が同時にいたという描写はないので、この「骨喰の名前が二度出てくる上、顕現の順序が物語に合わない」というのは、恐らく複数の世界線の存在を示唆しているのではないでしょうか。

つまり、最初に名前が出てくる骨喰はジョ伝で登場したKばみ、後に名前が出てくる方はMばみのことであり、世界線の違いによって顕現順にズレが生じてくる刀が存在するという可能性を表しています。

前述のとおり、名前が二度登場するのはキャスト変更があった骨喰、鶴丸、江雪さんです。

この三振の「顕現順のズレ」が、その世界線が正史ルートを辿るか否かを大きく分けると思うんですが…その要因はまだ見つけられてないです…。

なぜ顕現順にズレが生じるのか?それによって影響を受ける出来事は?というところを深く突き詰めていけば何か分かる気がするのですが…。

 

そして後者、「物語の時系列」についてです。

今までのステの公演タイトルが並んでいるページがありましたが、あれは公演順ではなく物語中での時系列順に並んでいます。

それを見ると塗り潰されたような、空白になっている場所が存在します。

この場所に今後何か補完される物語があるとしたら、それはどのような謎を解き明かす鍵になるのか…この空白が埋まったとき、ステの物語が大きく前進しそうな気がしてなりません。

 

まだまだステには謎が多く残っています。公演という形態上作品ごとのスパンが長いので、ひとつの物事に対して長期的な目線で考えないといけないのが難しいところですね…。

とまぁここまでなんやかんや言いましたが、最初に注意した通りあくまで一個人の妄想なのであまり鵜呑みにしないで下さい。

一番言いたかったのは「維伝がすごく良かった!」ということなので…。

ひとつひとつの作品を見てもすごく面白いし、シリーズ全体の流れを見たときに更に想像が広がるステシリーズって良いものですね、という。

これ書いてるうちに維伝のディレイ期間が終わっちゃったんですけど、4月に円盤が出るそうなので…わぁい楽しみだな!

ここまで読んで下さってありがとうございました。

9/22 カネホリっく9 info

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■スペース

9/22 カネホリっく9 A22  [腐草]

 

■搬入物

新刊 cafeほ~りぃたいむへようこそ! /B5 38P /¥500 全年齢

 

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まだ堀川くんが顕現していない本丸の兼さんが、政府直営の堀川くんカフェに行って癒されるお話です。

きゃるきゃる~な可愛いメイドカフェ本を目指したのですが、カフェとは…?って感じのめちゃくちゃ庶民的な食事処になってしまいました…。先に謝っておきます…。

サンプルはこちら↓

www.pixiv.net

 

通販はフロマととらで予約が始まってます。都合の良い方をご利用下さい。

 

cafeほ~りぃたいむへようこそ!(腐草)の通販・購入はフロマージュブックス | フロマージュブックス

腐草 渚 冴 cafeほ~りぃたいむへようこそ! - とらのあな女子部全年齢向け通販

 

既刊

・アウストラリスの手を取って /B5 84P /¥1000 全年齢 

・真実の庭 /B5 30P /¥400 全年齢

・文句があるなら自分で作って! /B5 52P /¥600 全年齢

シロイルカは赤道直下を泳ぐことができるか /B5 74P /¥900 全年齢

 

■お知らせというかなんというか

今回告知イラストをかかせて頂きました↓

2019年9月22日(日) 刀剣乱舞 和泉守兼定×堀川国広オンリーイベント【カネホリっく9】東京流通センター(TRC)にて開催!

これかいたのもう去年のことで…すでに絵柄が変わってる気がするんですけど大丈夫ですかねこれ…主に堀川くんが…。

兼さんをかきながら本当にこの男は線が多いな!!って疲れ果ててた記憶が強い。

でもせっかくだからと思って兼堀たくさん詰めたので!全部の衣装&メディアミックスをかくのを目標に頑張りました。

良い機会を頂けて本当に嬉しいです。ありがとうございました!

 

 

以上よろしくお願い致します。

 

既刊は全体的に持ち込み少なめです。

当日はなんか台風が…来るみたいなんですが…。スパークといいこの時期のイベントは毎回台風との闘いですね…。

お足元にお気を付けてお越し下さい!

~5/26までの感想箱お返事

2019/5/26 17:09 の方

びいどろさんこんにちは、メッセージをありがとうございます!

先日のイベントお疲れ様でした。新刊をお手に取って下さっただけでも嬉しいのに、こうしてご感想を頂けるとは思っておらず…本当にありがとうございます。

びいどろさんの文章が下手だったとしたら、私の文はけちょんけちょんってことになってしまいます…笑

いっつも兼さんに何かしらの悩みを抱えさせてしまうんですが、葛藤する青年が好きなものでして…たぶん。兼さんのお悩みポイントがすっきり解決するよ!っていうのが話の重要ポイントで、ちゃんとかきたいなと思っていたところだったので、丁寧に…かけていましたかね…?そう言って頂けて安心しました!

新選組サポートメンツは恒例の趣味なんですが、なんやかんや兼堀を温かく見守ってくれるといいなぁなんて思います。

星空に向かって弓を引く場面は、あそこがかきたくてかき始めた本みたいなものなので、泣いたとおっしゃって頂けて良かったです。少しでも読んで下さった方の心を動かせたのなら、それに勝るものはありません。

やっぱり兼堀には幸せになってほしいので…そういう気持ちが抑えきれなかったラストでした…。自分では思ってなかったんですけど、「美しい」というお言葉がめちゃめちゃ嬉しかったです!話の流れとか、場面とか、綺麗って感じてもらえるものをかきたいなと思ってるので…嬉しかったです…。

それと、ここで言うべきではないのですが…びいどろさんのお話を以前より拝見しております。大好きです…!

pixivにあげられている分はすべて拝読しておりますし、特にゆふなぎシリーズは兼堀にはまったばかりの頃に読ませて頂いて、兼堀って…いいなぁ…!と更に背中を突き飛ばされた作品です。

もちろん短編も大好きで、先日出された短編再録は本丸版と現パロ版両方買いました!私春を売る堀川くんの設定が大好きなんですけど、現パロの方の書き下ろしがアップルミントの続きでめちゃくちゃ興奮しました…!ありがとうございます…。

またぜひツイッターの方でもお話して頂ければ嬉しいです。勇気がなくて話しかけられないだけなんです…。すみません…。