本誌
続きで感想です。
長い月曜日でしたね。心中お察しします。そしてお察しして下さい。
実は土曜にネタバレを見てしまって、そのときに散々泣き叫んだのでもう涙も枯れ果てたと思ったんですが、やっぱり実際本誌読むと涙が出てきました。
人間ってどれだけでも泣けるんですね。
終わりを目の当たりにするくらいならいっそ自分の方から別れようという、鉄板BLも真っ青なことを思いついてここ2日間高銀のことを嫌いになろうとしてみたんですが、結果からいうと、ダメでした。
高銀を好きになってから4年間、つらいことや悲しいことはたくさんあったはずなのに、高銀を通して出会うことができたたくさんの人の顔、たくさんの楽しい思い出、そして高銀の笑顔がちらついて、苦しくて、気付いたらベッドの上であいばかのバッグを握り締めて泣いてました。
好きでいる間、夢中でいる間って、その時間は永遠に続くものだと思ってるんですよね。
おかしいですよね。終わらないものなんてないのに。
高銀もこのままお互いのことを思いつつニアミスを繰り返しつつ、もう出会わないパンドラの箱だと思ってました。
おかしいですよね。終わらないものなんてないのに。
「相変わらずバカだな」
「しってるよ。ウンザリする程にな」
高杉は銀時のことを「相変わらず」と称しました。昔と変わらず、という意味ですよね。相変わらず、と言えるだけ、昔の彼を知っているわけです。
銀時は高杉のことを「ウンザリする程しってる」と称しました。少なくとも、私はウンザリする程他人のことを知っていません。高杉のことをウンザリする程知ってしまう何かが、それだけの時間が銀時にはあったのでしょう。
お互いがお互いをこう言えるだけ、時間を共有していたのだと、今改めてまざまざと見せつけられました。
つらい。
「桜の下に分かたれし魂(まるでもとは一つであったといわんばかりの)」
「相変わらずバカだな」
「しってるよ。ウンザリする程な」
これらから導き出される答えとは果たして、ってなるじゃないですか。
うまく言葉が見つからなくて、結局「ほも」になっちゃうんですけど、
この関係性は一体何なんだろう、って思うじゃないですか。
例えば私が今一等星の星を見つけて、それに自由に名前を付けていいよって言われたら、高銀って名前にします。
なぜならそれは、私が知りうる中で最も美しいものの名前の一つだからです。(Because, it is one of the names of the most beautiful thing in what I can know.)
このまま寝て起きたら、きっと月曜が来ます。
どれだけ来るな来るなって思ってても今日が来たように、きっと来週の本誌も発売されます。
そのときどうなるか分からないので、言いたいことを書きました。
高銀を好きになれて幸せな人生でした。
P.S プリギンの原稿頑張ります。