鏡をよく見て

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二週まとめて感想

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「遅かったな 待ちくたびれたぜ 銀時」

この日が……ついに……。

読みながら手が震えました…ほんとに震えました……。

8年ぶりの再会がこの言葉っていうのがほんともう かっこいい

「遅かったな」ってつまり銀時が来るの分かってたんですよ…。

「待ちくたびれたぜ」ってつまり銀時のこと待ってたんですよ…。

自分を止めに来るって分かってて、しかもそれを待ってたっていうのが

そしてそれを口に出して言っちゃうっていうのが

もーーーーー高杉かっこよすぎかと……この言い回しこそ高杉かと……。

二人のセリフが、それぞれの考え方の違いを如実に物語ってるなぁと思いました…。

高杉は、自分も銀時も「全てを失った」と思ってる。

銀時は「何も失ってなんかいない」と思ってる。

ここ全く違いますよね。もう絶対的な対極。

あぁ…ここに根幹があったんだ、って…。

事実は同じなんですよ…先生が死んでしまったっていう、そのひとつの事実に対して、二人の人間が正反対の感情を抱いてる、この現状が対立の根幹だったんだなぁって……。

なんか高杉の行動原理に納得しました。

自分は全部失ったのに、同じはずな人が怒りもせず泣きもせず、のうのうと笑って生きてる。それが許せない。紅桜のセリフを思い出しました…。

あと「よろずや」のこと。

どっかで空知が、<「万屋」だと何でも売ってる店っていうイメージになっちゃうから、どんな事でもするよ、って意味を持たせたかったので「万事屋」にしました>って言ってたんですけど、

それがここで……生きてた……。

よろず=たくさん、っていう意味ですけど、たくさんのこと、数えきれないこと、全てのこと。

全てを失った、って主張する高杉に対して、よろずの名前を持った銀時が向かっていく

この構図が切なくて悲しくて…。

この三人がたくさんのことを経験してきたのを、私たちは知ってて、それを高杉は全く知らない。

よろず、っていう言葉の力強さと、その名前を冠する三人が今ここにいる、っていうことに、もう涙が出てきてですね…。

ここすっごい泣けました…。

最後の見開きは息が止まりました。

冒頭の「遅かったな~」と、ここの「護る背中が減っただけさ」はこれぞ高銀というか…。高銀が操る日本語大好きですっていう感じでした…。

ていうかこの回の二人のセリフがどれも好きすぎます。高杉と銀時の、こういう言外に言外に、揚げ足取りみたいな言葉の使い方がすごく好きです。(話かくときに高銀っぽい言い回しをいつもがんばってるんですけど、今回の会話はほんと教科書みたいな感じでした…)

護ってたんですってーーーー 攘夷時代はお互いの背中護ってたんですってーーーーー

督夜叉童顔で幼くてほんとかわいいしぬ

そんで今週

1P目でしんだ

督夜叉に共通するのはもみあげの長さですね!!!!!!!!!!!!

先週まるまる高銀で、夜兎兄妹が一ページしかなかったんでちょっとしょぼんって感じだたったんですけど、ほんとありがとうございます。兄妹は今週でしたね…。

扉でもーーーーーなんじゃこりゃーーーー神威かわいすぎるんじゃなんじゃこれ。

自分のことお兄ちゃんとか社会人とか言う神威かわいすぎるんじゃ……。

そんで右手の件ーーーーーーーー!!!!!!!

もう展開アツすぎて一回ジャンプ閉じましたわ!!!!!!!!!アツすぎ!!!!!!!空知めーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

神楽ちゃん一人じゃ太刀打ちできなかったかもしれないとこを!!沖田の!!!!沖田の間接的な助太刀!!!!!なんだこの展開!!!!!!

神威VS沖田くん二か月前だよーーーーー二か月前の布石とか熱すぎるよーーー!!!!!!

しかも神楽ちゃんが沖田くんがつけた傷だって知らないとこが……もうたまらんですよこれ……。

その次のページで神威が見せてるつまらなそうな顔がすごい好き。一瞬見せてる素の表情みたいな感じがして好きです…。

「人の強さ 人の弱さ 人の儚さ 人の尊さ」

このセリフを、人間ではない夜兎の神楽が言うってことにすごく意味があると思うんです。

銀魂って人間賛歌のお話だなーって思うんですけど、このセリフに全部凝縮されてるなって思いました…。

将軍を助けようとする全蔵、全蔵を助けようとするさっちゃん、ひとりの友達として二人を助けようとする将軍、将軍を護ろうとする真選組、万事屋……

人間が、それぞれの思いを持って行動する、そのことにどれだけの意味があるのか

それをたった4つの言葉で表したセリフだなと思いました。この長篇や、銀魂を象徴するみたいに思えて、とても好きなセリフです…。

「私はこのほしで生まれた神楽アル」っていうセリフも好き。

「私は」ってとこにアクセントかかってる気がします。今ここにいる私は、あなたの知っている神楽ではなく、この地球で生まれ直した私なんだ、っていう。

「もうお前にも自分にも負けない」っていうのは吉原炎上篇のセリフの続きですね…。

高杉と銀時、神威と神楽、4人がそれぞれ、過去の因縁にケリをつけようとしてて……

この展開熱すぎるよぉ……リアタイで追ってることが幸せすぎる……この感情傾城篇以来だわ……。

あーーーーもしかして次の本誌土曜日??

ほんとこの長篇入ってから毎週面白いくらい振り回されてる……(原稿も振り回されてる)

土曜日も楽しみです…次は高銀と兄妹とどっちにスポット当たるのかな……。