~3/23までの感想箱お返事
2019/3/22 20:42の方
とみぃ86さん、この度は冬の本のご感想をありがとうございました!お返事が遅くなってしまってすみません…!
二振りの関係をとても丁寧に読み取って下さったことが伝わってきて、かいて良かったなぁ…と原稿中のつらみが昇華された気分になりました。
個人的に兼堀のとても好きなところに、「変わらないものはあるけれど、あるときを境にがらっと変わるものもある」という点があります。
それは土方さんに使われていたときと審神者に仕えているときの違いだったり、恋心に気付いたときだったり、極になったときだったり…様々だと思うんですけれど。
その節目節目を描けたらいいなと思ってかいた本だったので、とみぃさんから「物語が進むにつれて変わっていく関係」という言葉を頂けて、まさにそれがかきたかったんです…!と嬉しくなりました!
「手」のことも言及して頂けて嬉しかったです。兼さんの手は堀川くんの両手をすっぽり包めるくらいの大きさだけど、昔は堀川くんの方が兼さんの手を包んでいたんだよね、というのがすごく好きでして…。今回その性癖を多分に詰め込んでみました。
とみぃさんのおっしゃる通り、極の二振は「対等」であると私は思っていて、助手とか相棒とか、とても微妙なニュアンスの言葉だとは思うんですけど…それでも「隣りにいる」「並び立つ」「対等である」というのがしっくりくるんじゃないかな、と個人的に思っています。
そこに至るために堀川くんに必要なものって何だろう、というのを色々考えたとき、「物語の器となる覚悟」という言葉になるほどなぁと思いました。
表紙の堀川くんの小指に気付いて頂けたのもとてもびっくりしました…!堀川くんの中で、かつて兼さんと過ごしたすべてが大切なものであったらいいな…と思っています。
こちらこそ、とても素敵なご感想をありがとうございました!ちゃんと伝えることができたんだなぁとか、そういうふうに考えてもらえたんだなぁとか、こうして何かしら反応を頂けることはとても幸せだなぁと思います。
いつも本当に励まされています。またよければ本をお手に取ってやって下さい。